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2010年6月18日

2010.06.18

カプノサイトファーガ

ペットの犬や猫の口の中にいる細菌「カプノサイトファーガ属菌」が人間に感染し、02年以降だけで6人の死者が出たことが、国立感染症研究所獣医科学部の今岡浩一室長らの調査で分かりました。感染して発症する確率は低いものの、発症すれば重症化する恐れがあり、ペットとキスをするなど過度な触れ合いを避けるよう、厚生労働省は全国の自治体や医師会、獣医師会などに文書で詳しい情報を発信しました。

 健康な犬、猫が持つ常在菌と見られます。

 菌が、かみ傷やかき傷、口の中の傷などから人体に入り感染すると、2~14日の潜伏期間を経て発熱、腹痛、吐き気などを起こす。かまれた場合は傷口を流水でよく洗うことが重要で、抗生物質で治療も可能です。

 海外の研究で感染後の発症率は1000万人に6~7人とごく低いが、発症後の死亡率は12%との報告もあります。

「有効な治療法があり過剰に恐れることはないが、高齢者や持病のある人は重症化すると危険です。ペットとの過剰な触れ合いは控え、かまれた後に異常を感じたらすぐに医療機関を受診してほしい」と話しています。       【奥野敦史先生】

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